新たな世界を発見!デジタルアートミュージアムTeam Labo

デジタルアート「Team Labo」

チームラボは、デジタル技術を駆使したデジタルアートの先駆けとして知られるアート集団。2018年にはお台場と豊洲に体感型のミュージアムを開きました。今回はその2箇所をレポートしていきます。

チームラボ公式サイト

  

 

Team Laba Borderless

”地図のないミュージアム”をコンセプトに広い館内を感覚の赴くまま自由に楽しむ事ができます。薄暗く他者との境目も曖昧な空間を進んでいきます。

作品が館内を移動していることから同じ場所でも時間を改めて訪れるとまた違った表情を見せてくれます。

 

「花と人の森、埋もれ失いそして生まれる」

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入ってすぐ3つほどに入り口が分かれており、どこから入ろうか迷いつつも中に潜入。入ってすぐ目に映ったのは上も下も壁もカラフルな花々が映し出された空間。立ち止まっていると足元に花が咲いて、壁の花を触ると散る。こうして四季折々の花々に移り変わっていきます。

床や壁、人との境目すらも分からなくなる不思議な空間を体験できます。

 

「人々のための岩に憑依する滝」

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次に目に入ったのは、桜が舞い散る岩に滝が打ち付けている空間。岩に当たった滝は、流れを変えて行きます。さらに勾配になっている岩の上に立つことができ、その上に立つと水の流れも変わります。

 

「クリスタルワールド」

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全方位をキラキラ光る輝きに囲まれ、この空間に入るとこの世界が永遠に続いているかのような不思議な感覚が楽しめます。赤・青・白と徐々に表情を変えていく。あまりにも綺麗でつい長居してしまうほど。

 

「地形の記憶」

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入り口側は竹のような棒をかき分けて進み、そこを出ると一面に蓮の葉のような造形物に四季折々の景色を映し出します。

 

「呼応するランプの森」

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館内を歩いていると上方になんだか温もりのある空間が見えてきます。薄暗い階段を登ると灯されたランプの世界が広がっています。

扉で閉ざされた空間に入っての観賞になります。1度に体験できる人数が決まっており、わずかな時間しかいられないということもあって、何度も訪れたくなります。さらに8色のバリエーションの中から、どの色に出会えるかはその時次第のようです。一面ランプで灯された空間はまさに夢の国です。


運動の森

上の階へと続く階段を上ると傾斜のある開けた空間が広がります。そこにはアスレチックや作品をつくるコーナー、デジタル水族館など小さなお子さんが快適に楽しめる場所になっています。

「マルチジャンピング宇宙」

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宇宙が描き出されたトランポリンのような空間を自由に飛び跳ねることができます。

 

「グラフィティネイチャー山山と深い谷」 

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高低差のある傾斜で作られた空間に描いた生き物たちが生息する空間です。生き物の絵を描くと作品の一部となって動き出します。

 

「重力にあらがう生命の森」

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中に浮いたり自由に移動できる球体が光を放っており、球体に触れると色が変わって更に近くの球体の色も変わり、美しい音色を奏でます。足元はふかふかしていて、まるで雲の上の世界にいるかのような感覚が楽しめます。

 

「お絵かき水族館」

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水中の生き物を描くと、その絵に魂が宿り水族館の中を自由に動きまわります。また触れると魚たちは一斉に逃げ出します。

 

 

Team Labo Planets

Planetsは”水に入るミュージアム”をコンセプトに身体ごと作品の中に入り込む体験ができます。裸足で館内を移動するので、足の感覚も研ぎ澄まして全身で楽しむことのできる空間となっています。

 

「坂の上にある光の滝」

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Planetsは、水を使った演出があるため館内はずべて裸足で回ります。館内に入るとすぐ現れたのは、上流の滝から流れる水の中を進んでいきます。

 

「冷たい生命」

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勢いよく打ちつける滝がまるで何かを訴えるかのようにも捉えられます。生命の力強さすらも感じられます。

 

「The Inginite Crystal Universe

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こちらは、お台場のクリスタルワールドと似ていますね。無数のライトが色とりどりに変化しデジタルアートならではの美しい表情を見せてくれます。

 

「人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング」

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少し濁った水の中を膝まで使って楽しむ作品です。水面には無数の鯉と花が光で描かれています。無数のカラフルな鯉たちが泳ぎ、互いにぶつかると消えていきます。

 

「意思を持ち変容する空間、広がる立体的存在ー自由浮遊、平面化する3色と曖昧な9色」

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光を放つ無数の球体がまるで命を持っているかのように自由に浮遊している空間。球体にぶつかると他の球体がさらに他の球体を弾き新しい動きを生み出します。それに反応するかのように音と色も変えていきます。

 

「Floating in the falling Universe of Flowers」

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ラストは、まるでプラネタリウムのようなドーム状の空間。ドームの天井には四季の花々が季節ごとに咲いては散って次々に表情を変えていきます。さらに、床を見ると天に映し出されている花々が反射して映し出されており、まるで宙に浮いているかのような不思議な感覚になります。

 

「空から降り注ぐ憑依する滝」

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こちらは唯一屋外にある作品です。作品に触れたり立つことで水の流れが変化します。暗くなってから訪れるとより一層作品の美しく繊細な部分まで見られます。

 

  • <住所> 東京都江東区豊洲6-1-16 teamLabo Planets TOKYO
  • <アクセス>  ゆりかもめ新豊洲駅」から徒歩1分・東京メトロ有楽町線豊洲駅」から徒歩10分
  • <入館料金> 大人(18歳以上):3,200円・大学生専門学生:2,500円・中学生高校生:2,000円・小人(4~12歳):300円・3歳以下:無料・シニア(65歳以上):2,400円・障害者割引:1,600円
  • <営業時間> 平日10:00-19:00・土9:00-20:00・日9:00-19:00

 

 

今回ご紹介した場所